労働安全衛生法はどんな経緯で作られた法律なのか?
労働安全衛生法は比較的新しい法律です。
労働安全衛生法が制定されたのは昭和47年ですが、
労働基準法はずっと古く、昭和22年に制定されています。
では、労働基準法が制定されてから、
労働安全衛生法が制定されるまでの25年間、
現在の労働安全衛生法に書かれているような事柄について定めた法律は
何もなかったのでしょうか?
何もなかったわけではありません。
現在の労働安全衛生法に書かれているような事柄については、
労働基準法が定めていました。
労働安全衛生法は労働基準法とセットになった法律ですが、
労働基準法が定めていた事柄のうちの一部を、
労働基準法から分離し、
「労働安全衛生法」という1つの独立した法律が作られました。
つまり、労働安全衛生法は、
かつて労働基準法で定められていた事柄の一部を分離して、
一つの独立した法律として規定している法律です。
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